エロと風俗をクソ真面目に学問する。

　現代は生活しているだけで強力な精神的ストレスにさらされる時代です。

　そんなに裕福ではなかった一昔前までは、単に生活をするためにストレスを感じていたのだと思います。むしろ肉体的なストレスのほうが多かったのではないでしょうか。腹が減っても食い物がない、田畑の作業や狩りのために肉体を酷使せざるをえない、といった状況に迫られての結果です。

　裕福になった現代では、単に生活するだけならばさほど苦労せずに誰でもできます。贅沢しなければ食いっぱぐれはありません。肉体的な渇望が減少したぶん、精神的な渇望やストレスが強くなったのでしょう。

　そんな精神的な閉塞感から解放されたいがために、野外プレイや露出に走る方々がどんどん出てくるのだと思います。

　エロの究極の目的はなんでしょうか。それは「自我の解放」だと私は信じています。日常生活の殻や仮面を捨て去り、あるがままの自分に返って自我を再認識する。この作業がエロだと思うのです。

　屋内で人目に触れずにやらなければならない、人様にあられもない姿を見られては行けない。こういう社会的規制をぶち破って頭の中の檻から脱出するために、野外プレイや露出をしたくなるんです、きっと。

　私は変なこと言ってますかね。たぶんそうでしょうね。