エロと風俗をクソ真面目に学問する。

　足コキされた男が射精するとしたら、それは心でイクものだと思います。

　刺激の物理性、強度、そして的確さに関しては、足コキは手コキに到底かないません。つまりは大して気持ちよくないはずなのです。それにも関わらず手コキよりも足コキのほうがいいと感じるのは、体で感じているのではなく心で興奮するがゆえに射精してしまうからに他なりません、と私は勝手に思っています。

　おっぱいが好きであるがゆえにパイズリをして欲しがる男がいれば、尻が好きなので顔面騎乗をして欲しがる男もいる。同じように、脚フェチであるがゆえにそれにまつわる刺激を欲しがるのでしょう。

　足コキマニアのような人種は、下半身ではなく「脳で感じる」という未来的快楽の先がけだ、と私は考えています。

　日本は本番行為がないヘルスという文化があるからこそ、脳で感じる性文化の先進国になるでしょう。本番ばかりの諸外国は本番どまりです。そこで満足してしまうのですから、そこから先へ進むことはありません。本番というゴールがないがゆえに、それ以上のものを追求せざるを得ないという土壌が、世界中で日本でのみ整っているんです。

　ニッポンはもともと新たなものが生まれやすいお国柄です。世界をリードするエロ文化がこれからどんどん輸出されてゆくでしょう。

　あくまでも私の個人的な予測です。