エロと風俗をクソ真面目に学問する。

　私が働かせていただいたお店に在籍していた風俗嬢の中に、ＡＶ女優の経験がある、もしくは現役のＡＶ女優が何人かいました。

　ＡＶ女優といってもいろいろあり、大雑把に単体もしくは企画に分けられます。単体というのは名前で売っている女優です。蒼○そ○や、吉沢○歩などのように、名前を聞けばすぐにわかるような女優さんのことです。

　これに対し、企画女優は名前で売っていません。名前はあまり知られていません。文字通り、企画作品に出演することで細々とクレジットに名前が載る程度の知名度です。

　ちょっと前に「名前のない女たち」という題名のＡＶ女優ドキュメンタリー本が出版されて話題になりましたね。主に企画女優のインタビューを特集した本でした。映画化もされたんじゃなかったでしょうか。個人的には、ちょっと偏った内容じゃないかと感じました。

　私が知っていた風俗嬢は全員が企画女優です。まずはＡＶ女優の事務所に面接に行くわけですが、ある事務所の面接内容に手マンがあるのだそうです。さらっと書きましたが、これはすごいことじゃないでしょうか。手マンをする面接官だっていることになります。潮吹きができる体質なのかなどをテストするのだそうです。

　風俗業界の面接なんて目じゃないですね。すごいです。

　すごいとは思いますが、私はうらやましいとは思いません。エロいことを仕事にしたらプライベートでの感動が薄れることを知っているからです。