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私が風俗店に勤めていた頃の話です。
ある風俗嬢が体験入店をすることになりました。風俗は今やネットビジネス化しています。デビューの際に必要なのはまず写真です。そしてプロフィールページ。これらがなければお客様を集めようがありません。というわけで、私が写真を撮影することになりました。
写真を撮影するにしても、無言のままではいけません。いろいろ話をして緊張をほぐしてあげたほうがいいですし、褒め言葉のひとつやふたつも言ってあげるほうがいい写真が撮れます。その過程で、彼女はSM店出身だということがわかりました。「女王様専門店」と表現してました。普通の女はMであることが多いですが、Sの女ばかりが集まっているお店のことですね。
SMのSというのは普通のSとはまったく違います。尋常ならざる激しさです。顧客の男性のM度だって生半可じゃありません。私的にはですが、なんでわざわざ数万円というお金を払ってまでそんな苦痛をもらいにいくのか、と不思議に思わなくもありません。それでもそういう快楽が世の中には存在しますし、今日も女王様店には大勢のM男たちが予約の電話を入れているのです。変なことを書きますが、エロの世界は深いですね。
その風俗嬢が表現した言葉をそのまま使いますと、「他の世界じゃやっていけないような凄いS女ばっかりが揃ってた」お店にいたそうです。「普通に育ってたらこんなことにはならないだろうな」と思った、と。それなら貴方はどうなのか、という質問はぐっとこらえました。初対面で質問すべきではないと判断したからです。
村上龍のエッセイで読んだのだと記憶していますが、SM女性の半分が父親とのセックスを告白したのだそうです。成長期にありえない経験をしてしまうと、大多数の人間よりも激しい方向へ進んでしまいがちなのかもしれません。
よくよく考えてみると「痴女」っていったい何なのでしょう。私の感覚からすると「スケベ女」というところですが、明確な定義があるんでしょうか。というわけで調べてみました。
わいせつ行為を好む女性の一種で、男ならば痴漢、女ならば痴女、という具合に極めて安直に作られた造語なのだそうです。「盗撮」と同じように載っていない辞書もあるそうな。相手の合意がある場合は痴女とはならず、相手の意思、少なくとも予想に反したわいせつ行為を自ら行う女性のことを指していうのだとか。つまりこれは単にスケベ女ということじゃないか。
女性は「女らしくあらねばならない」という観念や通念に縛られています。これはこれで素晴らしいことです。体裁であっても、それが社会と常識さらには文化を支えるのですから。ですが男はやっぱりエロい女が大好きなのでしょうね。もちろん私も好きです。実際の奥様や恋人からは期待できないことを痴女という存在に求めているのでしょう。そしてその願望をアダルト動画や風俗店で発散させているのだと思います。
ついでに言うと、最近の傾向としては男性が受身で女性が責めるタイプの風俗店が増えてきています。いわゆる「痴女風俗」です。草食男子の増加や男性の女性化といわれる社会現象とも無縁ではないはずです。
どうも社会全体が少しずつ女性化して行っているような感じがするのは、私だけでしょうか。